インフルエンザの流行と特徴

インフルエンザと人間は、実はかなりの昔からの付き合いがあります。近代で最も有名な大流行は、スペイン風邪と呼ばれるインフルエンザです。これは1918年〜1919年に世界的に大流行しました、感染者は6億人!死者はなんと4000万人〜5000万人もいると言われています。
このスペイン風邪以降も、これほど大きな被害をもたらしたインフルエンザは、まだありませんが、毎年継続して感染を引き起こしています。インフルエンザの大流行は、近年では起こっていないため、インフルエンザは風邪の一種であるという認識を持つ人が増えていますが、これは大きな誤解です。変異したインフルエンザが大流行することもあり得るので、人類にとってはまだまだ危険なウイルスと言えるでしょう。
インフルエンザの日本での流行は、例年12月に発生し、1〜3月に流行するというパターンが多くなっています。

スポンサード リンク

スポンサード リンク

インフルエンザの種類と症状

インフルエンザにはA・B・C型の3種類があります。このうち、A型とB型インフルエンザが主に人間に感染します。C型インフルエンザも、小児期の人間に感染して、呼吸器感染症を起こすこともありますが、
数では、A型・B型よりも少ないようです。
インフルエンザのA型は、さらに何種類かに分類されるようです。現在ではA/H1N1(ソ連)型ウイルスと、A/H3N(香港)型ウイルス、そしてB型ウイルスが主に流行しているインフルエンザウイルスのようです。
インフルエンザに感染すると、まず1〜3日は潜伏期間になります。その後、突然38〜40度にもなる高熱が出て発病します。それと平行して、悪寒、頭痛、背中や四肢の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が現れ、鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどの症状も現れます。発熱はだいたい3〜7日間続きます。
インフルエンザは、ほとんどの健康な人であれば、だいたい一週間ほどで治りますが、体内に残ったインフルエンザウイルスもいますので、他人にうつさないためにも、一週間ほどは安静にすることをおすすめします。

インフルエンザの予防

インフルエンザの日本での流行は、ほとんどが冬です。インフルエンザの予防法として、基本的なものをいくつか紹介します。
まずは日常生活の中で実践できるものですが、帰宅してからの手洗いとうがいは欠かせません。特に、食事前の手洗いは非常に重要です。
そして、インフルエンザが流行するこの季節は、極力人ごみを避けることも、必要です。また、冬はエアコンや暖房器具の使用などにより、室内が乾燥しがちです。インフルエンザウイルスは乾燥を好みますので、加湿器や、ストーブの上に水の入ったやかんを置くなどして、適度な湿度を保つようにしましょう。
もし、学校や、同じ職場などでインフルエンザの患者が発生したら、マスクを活用して、自分の身を守ることが大事です。
そして、最も確実なインフルエンザの予防は、ワクチン接種を受けることです。インフルエンザワクチン接種は、医師と相談して受けてください。インフルエンザワクチンは接種後、効果を発揮するまで、だいたい2週間ほどかかるそうなので、11月くらいには済ませとおくといいようです。

スポンサード リンク

Copyright © 2008 インフルエンザの流行、症状と対策